みなさんが「善玉菌」と聞いてまず思い浮かぶものって何でしょうか?
「え?腸の中に住んでいる『体にいい菌』のことでしょう?」と答えてくださる方もいらっしゃるかもしれません。確かに私たちの腸の中には善玉菌と悪玉菌がいて、バランスを取り合って活動しています。善玉菌が増えると便通も整い、美肌にもつながります。そんなありがたい善玉菌ですが、私たちの皮膚にも存在するということをご存知でしょうか?
目次
皮膚常在菌って?

私たちの肌には、「皮膚常在菌」という細菌が住んでいて、その数はなんと1兆個!
目に見えないだけに信じられませんよね。これらの細菌は皮脂や汗をエサにすることで増殖していて、腸内細菌と同じように、その働きによって「善玉菌」と「悪玉菌」に分けられています。
善玉菌
表皮ブドウ球菌・アクネ菌
・グリセリンなどうるおい成分を作り出す
・肌を弱酸性にして病原菌から守ってくれる
※アクネ菌は本来は善玉菌ですが、増えすぎるとニキビを引き起こします
悪玉菌
黄色ブドウ球菌
・肌の炎症
・肌の乾燥(シワ)
・メラニン色素の過剰発生(シミ)
皮膚の善玉菌を増やすには?

せっかく肌に潤いを保つ善玉菌がいてくれても、洗顔やボディソープを使いすぎては、肌の善玉菌も洗い流されてしまい、肌荒れの原因となってしまいます。肌の善玉菌を減らさないためのコツを見てみましょう。
洗い過ぎに注意
朝は洗顔フォームは使わず、ぬるま湯のみで洗うようにしましょう。またゴシゴシ擦ることも肌を傷めますので注意が必要です。
皮脂を取りすぎない
強いクレンジング剤を使ったり、週に何度もピーリング
(薬剤や道具を使って皮膚の古い角質を取り除くこと)は、善玉菌をなくしてしまいます。
化粧をしない日を作る
肌の負担を減らすために週に1度はメイクをおやすみしましょう。
汗をかく
常在菌のエサとなります。汗は本来は無臭なので、放置しなければ匂いは出ません。ぜひ汗をかくようにしましょう。
アクネ菌も善玉菌?

潤った肌は、善玉菌の「表皮ブドウ球菌」がいてくれるからこそですが、同じ善玉菌として扱われる「アクネ菌」は、ニキビの原因とされていますよね。どうして、本来は無害であるアクネ菌が増殖して炎症を起こすのでしょうか?それには「皮脂」がかかわっていて、特に肉の脂が原因の一つとされています。
ですから、皮脂を弱酸性に保つアクネ菌を善玉菌でいさせるためにも、食生活を、肉中心から魚や野菜中心に変えてみることも大事なのですね。そうすることで腸内環境も整い、腸内にいる善玉菌も増えますから、腸からも美肌を手に入れられるというわけなのです。
善玉菌を増やす成分配合の化粧品

そして、皮膚に住んでいる善玉菌を守るには、常在菌のバランスを整えることが大切です。それには、肌の負担になることを避け、食生活を改善することが大事です。
また、腸内に住む善玉菌の代表である「乳酸菌」ですが、この乳酸菌の「殺菌作用・保湿効果」を使った化粧品やボディソープも開発されています。乳酸菌の保湿力は肌が持つうるおい成分と同じ性質なので、保湿力が高いのだそうです。
乳酸菌飲料「ヤクルト」で有名な、ヤクルト本社が開発した「イキテル ローション」は、以前ヤクルトが瓶で売られていたころに、それを洗う人たちの手が水仕事であるにもかかわらず、びっくりするくらい滑らかだったことから研究が始まって生まれたそうですから、乳酸菌の天然バリア効果は絶大なのですね。
肌の善玉菌のエサとなる汗をかき、善玉菌の喜ぶ弱酸性環境を作る成分が入った化粧品を選ぶことで、お肌の善玉菌を増やしていきましょう。
 
 
腸内環境の改善は乳酸菌サプリが一番効率的
腸内環境を整える食事やヨーグルト、ヤクルトなんかと比べても乳酸菌サプリがコスパ最強。
主婦の方から、サラリーマンの方まで幅広く支持されている乳酸菌サプリを厳選、ランキング化しました。ハズさないランキングとなっています。
