「糞便移植」という言葉をご存知ですか?すごいインパクトのある名前ですよね。実はこれ、日本では難病指定されている「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」「クロトリシウム・ディフィシル」などの病気に有用とされ期待される治療法なんです。
今回はその糞便移植のびっくりなニュースをご紹介したいと思います。
糞便移植って何?
糞便移植とは、健康な人の便を採取し、生理食塩水とまぜて「ろ過」したものを直腸に注入したり、カプセルに入れて飲んだりして行う治療です。聞いただけで耳を疑うような治療法ですよね。
しかし、アメリカでは大分メジャーな治療方法となっているようですが、日本ではまだまだ手探り状態の治療法で、保険も適用されないそうです。
糞便移植で太っちゃった?
アメリカで糞便移植をしたある女性が糞便移植後に10kg以上も増えてしまったというニュースが飛び込んできた。この女性は治療前は体重62kgでBMI値は26と標準的な体系で今まで太ったこともなかったと言います。しかし、治療後には体重は77kgにまで増えBMI値は33まで増加してしまい、食事制限や運動などしてみたものの、3年後には体重77kg、BMI値34.5で定着してしまい。肥満体系となってしまいました。
実はこの女性のドナーは肥満傾向にある健康的な10代の女性でした。
このことから、この「激ぶとり」の原因はドナーの腸内に生息していた「でぶ菌」ではないかとされています。肥満体系の人の腸内は「でぶ菌」が優勢の状態になっていることから、そんな推測がされました。
移植された女性は苦しい病気からは解放されましたが、今は肥満に悩まされているようです。このことから、現在はドナーの条件に「肥満でないこと」というのが追加されたんだとか。
しかし、逆に考えれば痩せ型の方から肥満型の方へ「糞便移植」をした場合は痩せるってことになるのでしょうか?
と、楽観的に考えてみましたが、きっと無理なのではないかと思います。だって、脂肪を燃焼させるのは「腸内細菌」ではなく「人の努力」なのですから。
医療の進歩と糞便移植
日本ではまだまだ未知数な糞便移植ですが、アメリカなどの医療先進国ではメジャーな治療方法となっています。これから日本でも研究がされ、少しでも難病で苦しむ方を助けるための治療法として用いられるようになることでしょう。
しかし、未知数であるからこそ今回のような思いもよらない自体が起こってしまうのです。しかし、これらの症例は今後役立てられ、どんどんと治療のクオリティーも上がっていくことになると思います。
今後の医療の進歩に期待ですね。
 
 
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