乳酸菌は大腸ポリープを撃退するって本当?

[最終更新日]2016.10.19
daityou

乳酸菌は腸内環境改善だけでなく、美肌作り、アレルギー改善、インフル対策など色々な面で活躍してくれていますね。この乳酸菌が「がん」にも効果を発揮する研究結果も発表され、大腸ポリープも撃退できると期待されています。

でも、いくら乳酸菌が腸に良い影響を与えると言え、本当に大腸ポリープを撃退できる力があるのでしょうか?そこで、今回はそれを確かめる為に、しっかり調べてみましたのでご紹介します。

大腸ポリープとはどんな病気?

まずは、大腸ポリープについてきちんと理解しておきましょう。
「大腸ポリープ」と聞くと、とても悪い病気を想像してしまいます。でも、ポリープは「イボのような突起物」という意味で、本来は病名ではありません。大腸の粘膜がイボ状に盛り上がったものを大腸ポリープと呼ぶんですね。

さて、ポリープにも種類があって心配のない物から危険な物までありますので、簡単にご説明しましょう。

ポリープは大きく二つに分けられる

ポリープには「腫瘍」と「腫瘍以外」の物があります。

「腫瘍」は、良性腫瘍の『腺腫』と、悪性腫瘍の『がん』に分けられます。

「腫瘍以外のポリープ」は炎症性ポリープと過形成性ポリープがあります。

大腸ポリープは組織型で3つに分けられる

腺腫性ポリープ

大腸ポリープの中で最も多いタイプで、がんになる危険がとても高いです。

 

炎症性ポリープ

潰瘍性大腸炎の後などに、キズのように残ったポリープです。がんになる心配はほとんどありません。

 

過形成性ポリープ

組織の奇形の一種で、老化が原因でおこるものです。放っておいても心配はないと言われています。

 

 

大腸ポリープの要因は?

ポリープの種類が分かったところで、その要因を見てみましょう。
大腸ポリープの中で一番多いのが腺腫性ポリープですが、大腸がんも大腸ポリープも、遺伝子要因と環境要因が合わさって起こると言われます。

遺伝子要因

両親や祖父母に同じ病気の人がいると、自分もかかる要素を高い確率で持っていることですね。

 

環境要因

生活習慣のことで、食事、運動、精神状態など、色々な物が要素として含まれます。このうち食事が一番重要なカギを握っていると言われます。

 

これらの事が大腸ポリープを作ってしまうのですが、実際にどのようにして出来てしまうのでしょうか?

 

 

大腸ポリープはどうしてできるの?

遺伝とは別に、食事が大きなカギを握っているわけですが、体内ではどんな事が起きているのでしょう?

腸の病気は腸壁の炎症から始まる

大腸内で有害菌が増え、腸壁に付着して荒らすと粘膜が炎症を起こしてしまい、そこから病気にかかってしまいます。大腸ポリープなどほかの大腸の疾患も、腸壁の粘膜が炎症を起こし潰瘍ができたりして、そこから病気になってしまうんですね。

腸内環境の悪さが病気の元を作る!?

腸壁の炎症が病気につながるわけですが、この炎症を起こさせるのは悪玉菌が作り出す有害物質です。腸内環境が悪くなる、つまり便秘になって排せつ物が体の中に溜まってしまうと、有害物質がどんどん作り出されてしまいます。

これらの有害物質は腸壁から吸収され、血液に乗って体中へ廻ると同時に、この腸壁も痛めてゆくのです。

例えば大腸がんは悪玉菌のウェルシュ菌が原因。ウェルシュ菌はタンパク質を分解し腐敗させますが、このなかにニトロソアミンという発がん性物質が含まれていて、大腸がんを引き起こします。

 

 

大腸ポリープに乳酸菌はどのように働く?

大腸ポリープなどの「腸の病気」は、腸内の有害菌による腸壁の炎症が発端でした。腸内環境を改善することが大腸ポリープの予防にもつながるわけです。腸内環境改善なら、皆さんもよくご存知の乳酸菌の出番ですね!それでは、ここで乳酸菌の働きを再度チェックしながら、大腸ポリープにどのように効果的に働くのかを見てみましょう。

乳酸菌の最初の働き

乳酸菌はお腹の中で糖を分解して乳酸を作り出し、このおかげで腸内は酸性に傾きます。悪玉菌は酸性状態が大の苦手、なので活動が鈍くなりその数も減ってゆきます。同時に腸のゼンドウ運動も刺激されて便通が整ってゆきます。

まずは、お腹の中に排せつ物を溜めない状態が整い、腸内環境改善が始まります。

乳酸菌の第2の働き

乳酸菌はポリープの発生率を押さえてくれる力があるんです。これは乳酸菌L・カゼイ・シロタ株を使った臨床試験結果に現れました。
臨床試験結果(出典:ヤクルトサイエンスリポートNo.2)

腺腫性ポリープはガンになり易い確率で、軽度異型、中度異型、強度異型に分けられます。この腺腫性ポリープが発見された方で、施術を受けた398人の患者さんを対象に4年に渡った試験です。

398人をL・カゼイ・シロタ株乳酸菌製剤を飲むグループと飲まないグループに分け、飲むグループは毎日4年間摂取してもらい、2年ごと4年後に再発率の状態を調べたものです。

この試験の2年後と4年後の結果は、L・カゼイ・シロタ株乳酸菌製剤投与グループは、投与していないグループに比べ腺腫の発生が若干減ったのです。

さらに、L・カゼイ・シロタ株乳酸菌製剤を毎日摂り続けた人のうち、中度以上の異型を持った人に関しては、4年後の結果で再発リスクが35%の低減が確認されました。

 

この臨床試験の結果からは、乳酸菌が大腸ポリープの進行を抑えることが分かったものの、どのように大腸ポリープの異型進行を抑えるのかまでは明らかにはなっていないようです。ですが、乳酸菌による整腸作用が大きく貢献しているのは確かな事なのですね。

乳酸菌が作る「善の連鎖」

乳酸菌が腸内環境を改善してくれる最初の働きは確実なものです。乳酸菌は整腸を行いながら、有害物質のニトロソアミンやインドールなどの量を減らしたり、有害物質にくっついて便と一緒に排泄したり、免疫細胞を活性化させたりと「善の連鎖」を生み出し続けてくれているんですね。

 

大腸ポリープを予防する

これまでお話したことで、乳酸菌は大腸ポリープの発生や進行を抑えることができることが分かりました。

大腸ポリープができやすい人、そうでない人というのは「体質」によるところもあります。でも、毎日の生活で大腸ポリープの要因は減らしてゆかれます。乳酸菌を摂取し、次の5つのポイントに気をつけて乳酸菌が効率よく働ける環境を作ってあげましょう。

1:一日3食の食事を摂る

体のリズムを保つために、3食をなるべく決まった時間で摂り、食べ過ぎに注意しましょう。

2:食事の内容はバランスよく

動物性たんぱく質や脂肪の摂り過ぎが大腸ポリープの原因になります。

そこで色々な食品をバランスよく、緑黄色野菜を多めに摂るようにします。野菜や果物も穀類、いも、豆、野菜、果実、海藻、きのこなどをバランスよく組み合わせることが大事です。

3:乳酸菌を摂取する

毎日摂り続けることが大事ですね。ヨーグルトなどは自分のお腹との相性も確かめましょう。

4:有酸素運動をする

ウオーキングなどの有酸素運動で腸の働きを良くしてあげましょう。

5:トイレタイムが大事

排便をスムーズにする為に、ゆっくりトイレタイムが必要ですね。

 

まとめ

乳酸菌の力は日を追うごとに進化しています。現在は、乳酸菌がどうして大腸ポリープを抑えられるかまでは解明されていなくても、乳酸菌の整腸効果が大きく関わっていることが分かっています。乳酸菌を摂取して、腸内環境を改善してゆくことでその効果を期待できるなら、上記の5つのポイントに気をつけて相乗効果を出してゆくことが大切なのですね。

 

 

 

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