女性は【とくに】意識したい便秘を予防する毎日の習慣

[最終更新日]2017.07.18

幼い頃は「便秘に悩んだ」という記憶がありません、みなさんはいかがですか?
歳が気になるにつれ、便秘も増えていく・・・不思議ですね。では、何故年齢を重ねていくほどに便秘になり易くなってしまうのでしょうか?

便秘の原因は男性と女性でも違いがあり、さらに女性の便秘には様々な要素が関係していると言われます。便秘とは関係ないと思っていた事が、実は大きな要素かもしれません。それではあなたの便秘の原因は何なのかを調べていきながら、女性におススメの便秘予防と改善方法もご紹介します。

便秘の原因

便秘の原因

便秘や下痢のおなかの不調は人それぞれ違いますが、女性と男性でも原因は異なります。それぞれに要因と女性に多いケースを見てみましょう。

男性の場合

男性の場合お腹の不調は下痢が多いようですが、最近では便秘の方も増えています。いずれにしても主な要因は、運動不足、野菜不足の食事、不規則な食事時間、ストレス、加齢による理由(筋力の衰え、消化能力の低下)、アルコールなどです。

女性の場合

女性の場合、便秘の要因は女性特有の体の仕組みが関わってきます。

1:ホルモンバランスの崩れ(生理前や妊娠中)

生理前の2週間は黄体ホルモンが多く分泌されて「月経前症候群(PMS)」と呼ばれる各種の症状(イライラ、むくみ、頭痛など)が現れます。便秘もその一つで、黄体ホルモンのせいで腸の働きが低下して起こります。

妊娠中も、このホルモンが状態を安定させてくれる反面、便秘を起こしやすくします。妊娠中の便秘のもう一つの原因は水分不足。赤ちゃんと二人分の水分摂取を考えないといけないんですね。

2:筋力の弱さ+運動不足

女性の体はもともと筋肉質ではありません、なのでどうしても腹筋が弱めです。そこへ仕事柄一日動かないことが多いと、腸の動きが低下してしまうのです。デスクワークや専業主婦の方はこのパターンでしょうか。

3:食物繊維不足と食事の栄養アンバランス

ダイエットの目的で食事量を減らしたために便秘を起こした、そんな方も多いですね。

1回の食事カロリーを抑えながら食物繊維(葉野菜や根菜、豆類、海草)やプロテイン、ビタミンをバランスよくとればよいのですが、たいていの場合偏った食べ方、または食事を抜いてしまいます。これが腸のゼン動運動を弱める原因になるんですね。

4:トイレタイムが取れない、外出先で排便を我慢する

朝時間がなくてトイレタイムが取れない、また外出先や会社で便意が起こっても我慢してしまう・・・これの繰り返しが便秘の原因を作ります。

排せつ物が直腸へ降りてくると「排泄してね」というサインが脳へ送られるのですが、20-30秒ほどでこのサインは途絶えます。タイミングを逃すと、排便はスムーズに行えません。

5:内臓冷え性

女性は寒がりな方が多いですね。手足が冷たい、という場合もあれば、手足は暖かいけれどなんだか体が温まらないことがあります。こんな場合は交感神経の働きが悪くて内臓に熱が集まらない状態です。内臓が冷えているので腸の働きも弱まり便秘や下痢を起こします。

気を付けたい2つの他の原因

上に挙げた原因の他にも、注意が必要な要因があります。

過労やストレスによる便秘

ストレスや心労・過労があると、食事をしても消化不良を起こしやすいですし、女性の便秘の「原因5」の内臓冷え症などもおこします。精神が受けるストレス、でも腸にまでも影響がでてしまうのです。そうすると、腸も正常な動きをしなくなるため、便秘になったりするのですね。

水分不足

人間の体にとって水分は大変重要で、一日に1.5Lは必要と言われます。コーヒーや紅茶党の方にとっても案外落とし穴。コーヒーなどは利尿効果が高いのです。食事からだけでなく、こまめな水分補給ができていないと便秘になり易くなります。

 

便秘は危険?

便秘は危険?

人によって便秘の日数も異なりますが、排せつ物が溜まると健康によくないことは皆さんご存知ですね。ですが、分かっていても案外「危険」の実感にかけてしまうようです。

便秘期間 症状、危険性
1~2日 おなかが張った感じがして、重たい、苦しいという感じを伴います。
3~4日 一旦、おなかの苦しさが軽減される感じがあります。人によって、おならが臭い、自分の吐く息が臭いと感じる人も出てきます。(腸内で排せつ物の腐敗が進んでいる)この段階ではまだ、自力排便が可能です。
1週間 自分で掻きだしての自力排便が可能な方と、便が硬くなりすぎてできない方も出てきます。この状態は、腸内で排せつ物の腐敗はかなり進んで、体全体に毒素が巡ってしまっています。同時に腸への負担もかなり大きく腸壁を痛めることで病気を起こすことにもなりかねません。

週に2回くらいの排便があっても、便は溜まり(「糞塊埋伏(ふんかいまいふく)」と呼ばれる状態)、腸内で腐敗し続けます。3カ月ほどこの状態が続く、オナラがひどく臭う時は病気を疑って病院での診察が必要になります。

 

便秘を予防し改善する毎日の習慣とは?

お通じは毎日きちんとあるべきもの。溜めてしまうと、どんな悪影響が体に起こるのか心配ですね。毎日すっきりとしたお通じのために、現在の便秘を改善しながら同時に予防していくことで、便秘体質を改善していきましょう。

では、女性におすすめの予防と改善方法を3つに分けてご紹介します。

1:適度な運動

運動不足になると、血流が悪くなることで腸の機能も悪くなります。できる範囲で体を動かすようにしてみましょう。

散歩やウォーキング

早く歩く必要はありません。足を動かす事でふくらはぎの血流ポンプが動きだし、体内の血液循環を良くし、それにより腸の機能が正常に働くのを助けます。

ヨガやストレッチ

お風呂に入った後、温まった体でストレッチを行う事で、消化機能を促進し冷えを改善します。

おなかのマッサージ

神経的な要素が原因の便秘なら、マッサージもお勧めです。
寝る前のリラックスした状態で、好きな香のボディークリームをおへその当たりに適量塗り、時計回りに手を動かします。リラクゼーション効果もありますよ!

2:適度な水分補給

水分不足の場合、冷たい水をキューっと飲むようなイメージがあると思いますが、それは間違いです。白湯をゆっくり飲む事をお勧めします。白湯の作り方はとても簡単。沸騰したお湯を冷まして飲むだけです。この白湯を朝に飲むことで、腸が動く助けをし、冷えを解消し、水分不足も補えます。

3:便秘改善効果のある食品を取り入れる

上記の1と2を取り入れながら、下記にご紹介する4つの方法を取り入れてみてください。

漢方

漢方では体質を5つのグループ【熱タイプ、気滞タイプ、気虚タイプ、血虚タイプ、寒タイプに分けて、体質ごとに合った漢方薬を飲みます。

体質 適した漢方
熱タイプ 桃核承気湯
気滞タイプ 大柴胡湯
気虚タイプ 小建中湯
血虚タイプ 潤腸湯
寒タイプ 桂枝加芍薬湯

症状と体力などで合うお薬が異なります。直接漢方薬局などで一度ご相談されてくださいね。

ヨーグルト

整腸効果を期待でき、摂取しやすいのがヨーグルトです。高い整腸効果を得たい場合はトクホマーク付きなどが安心ですが、ご自分のお腹との相性チェックも忘れずに行って下さいね(10日~2週間同じヨーグルトを食べてチェック)。

食生活

栄養バランスを考え野菜を多く肉は控えめにします。規則正しい時間に食事をとり、朝ごはんを抜くことや無理なダイエット等はしないようにします。野菜は食物繊維(水溶性と不水溶性)の宝庫ですから色々な種類をとりたいでが、サラダは体を冷やすので、温野菜やスープにしたりして体内を温め腸の働きを助けるようにします。

乳酸菌サプリメント

便秘の改善をするなら、品質やお手軽さの点でサプリメントがおススメです。乳酸菌数はヨーグルトと比べ、摂取できる乳酸菌やビフィズス菌数は5倍から10倍、製品によっては100倍近い物もあります。また、機能性表示食品と明記しているもの、製薬会社が製品化しているものなど高品質な物が多いのも特徴の1つ。高品質で低価格な商品も数多く出回っていますのでコスパの観点からも◎。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
便秘の原因は様々な要素があり、自分には何が原因で便秘になっているのか?を知ることが大切です。
すぐに便秘薬に頼るのではなく、日常からのちょっとした改善でスッキリとした毎日を送りましょう。

 

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