整腸剤って効果あるの?乳酸菌とどちらがいい?

[最終更新日]2016.10.25
eyecatch

整腸剤と乳酸菌、善玉菌を増やすためにはどっちが効果的なのでしょか?そもそも、整腸剤とはどんなものなの?常備薬として使えるの?胃腸薬とは何が違うの?などの疑問に答えていきたいと思います。

整腸剤ってどんなもの?

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整腸剤とは主に乳酸菌や納豆菌など、腸内菌類を主成分とした腸内環境を整えてくれる薬のことです。薬といっても比較的リスクの低い第3類医薬品、指定医薬部外品なので副作用などは比較的少ないものが多いです。

第〇医薬品、医薬部外品の違いって?

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さて、「第3医薬品」、「指定医薬部外品」という言葉が出てきましたが、この違いについて少し説明しますね。

薬には副作用などのリスクがでる場合があります。そのリスクの高さによって薬事法という法律で種類が区別されています。

第1類医薬品

服用にあたり極めてリクスが高く書面を使っての説明が必要となります。この医薬品は薬剤師だけが処方・販売することができます。

第2類医薬品

服用にあたり比較的リスクが高く、薬の購入者にできるだけ口頭での説明をしてくださいとい医薬品になります。第2類からはドラッグストアなどの販売登録者も販売することができます。

第3類医薬品

服用の際のリスクは極めて低く、薬剤師・登録販売者からの説明も不要になります。

医薬部外品

病気を予防する目的で販売されている薬で、吐き気や不快感の防止、除毛や脱毛の防止、育毛、あせも・ただれの防止、口臭・体臭の防止に関するもののみと薬事法で定められています。
指定医薬部外品は2009年の薬事法改正後に厚生労働省が指定した医薬部外品や改正緩和後に医薬品から医薬部外品に分類されたもの、安全性が高いと認められたものになります。

整腸剤と胃腸薬の違い

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あなたは整腸剤と胃腸薬の違いをきちんと知っていますか?整腸剤は腸の環境を整える常備薬だと冒頭でお伝えしました。では、胃腸薬はどうでしょうか?

整腸剤が第3類医薬品、指定医薬部外品と比較的リスクが低いのに対し、胃腸薬は疾患の症状を緩和させるためのものなので、極めて服用のリスクが高いとされる第1類医薬品、比較的リスクの高いとされる第2類医薬品として市販されていることが多いのです。それはなぜか?胃腸薬は不調など症状がでてから服用する頓服薬です。でてしまった症状を緩和させるにはそれだけ強い薬が必要だということです。

しかし整腸剤は違います。こちらは腸の調子を整えるものなので腸に優しい成分を使用しています。

では、次からは整腸剤の主成分について触れていきたいと思います。

整腸剤の主成分は優しさではなく乳酸菌だった?

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整腸剤の主成分は乳酸菌や納豆菌です。例えば、整腸剤で一番有名な「ビオフェルミン」はビフィズス菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌の3つの乳酸菌を配合しています。その他の成分は下記の通りでした

トウモロコシデンプン、デキストリン、乳糖、水和物、沈降炭酸カルシウム、アメ粉、白糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム

デキストリンとアメ粉

デキストリンとアメ粉(粉アメ)は多糖類に分類されるデンプンの仲間です。デンプンに含まれる糖の量によって呼び方が変わります。デキストリンは糖度が一番低く、アメ粉は糖度が一番高くなります。そしてデキストリンは最終的にはグルコースへと変化します。

グルコースはオリゴ糖を含んだ二種類の糖で構成されます。オリゴ糖は乳酸菌の大好きな“エサ”です。腸内でグルコースへと変化したデキストリン・アメ粉が乳酸菌を活発にするためのエサになるんですね。

沈降炭酸カルシウム

沈降炭酸カルシウムは胃酸を中和し酸を抑える制酸薬です。乳酸菌は酸に弱いので胃酸で殺菌されてしまう可能性があるので、乳酸菌を生きたまま腸まで届けるために必要な薬品と言えます。

タルク

タルクとは水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる粘土鉱物の一種です。
日本語では滑石といいます。タルクとは聞きなれない名前かもしれませんが、実は学生時代に必ず目にしているであろうアレがタルクの塊なんです。

学生時代に絶対目にしているであろうチョーク。その正体がタルクです。チョークはタルクの塊なのです。しかし、そんなチョークがなぜ薬品に?と思ったのではないでしょうか?

タルクにも種類があり食用タルクや製剤用タルクもあるようです。製剤用タルクは主に錠剤の艶出しに使われているようです。ビオフェルミンでも同じような用途で使われていると推測します。

ステアリン酸マグネシウム

ステアリン酸マグネシウムは医薬品添加物の一種です。薬を作る時に円滑に作れるようにこのステアリン酸マグネシウムを1%以下の少量混ぜることでスムーズに作れるようになるようです。原材料はパームヤシの油なんだとか。潤滑油ってことですね。

(※この分析は、成分から独自に分析したもので公のものではありません。)

ここまで見てきましたが、整腸剤は乳酸菌を生きたまま腸へ送るための工夫が凝らされているんだなという見解です。今回は有名どころのビオフェルミンをたとえに出し、成分を見ていきましたが、整腸剤は他にもたくさんあります。多くの製薬会社さんの公式ホームページなどで成分を確認することができますのでご活用ください。

ちなみに、ビオフェルミンの話題に触れたので余談をひとつ。

ビオフェルミンには種類がたくさんあり、ビオフェルミンSとビオフェルミンRの違いをよく聞かれるのでご紹介します。ビオフェルミンRとビオフェルミンSで効能の違いはほぼありません。

Sがドラッグストアなどで買えるもの、Rが医療用で処方箋として提供されるものです。ただ、ビオフェルミンSが3種類の乳酸菌で構成され、抗生物質と共に服用すると高い確率で乳酸菌が殺菌されるのに対し、R錠・R散は1つの乳酸菌で構成され、抗生物質と一緒に飲むことを想定された薬であるため抗生物質で殺菌されにくいとされています。常用する場合はビオフェルミンSで問題ありません。

用途別 整腸剤の紹介

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さて、整腸剤はサプリメントとは違い「薬」ですから他の薬剤同様に効果は様々で含まれている成分によって用途が変わってきます。

ここからは用途別におすすめしたい整腸剤をご紹介します。

症状1 便秘・コロコロ便

まずは、便通によくない人向けの整腸剤をご紹介したいと思います。その前に、便秘気味の方は腸内の水分量が不足していたり、身体の冷えが原因だったりします。キャベツやサツマイモなどの食物繊維を多く含んだもの、ゴボウやニンジンなどの根菜、ショウガやトウガラシなどの身体を温めてくれるものを食べましょう。

また、腸内の水分不足を解消するために水分補給を大切にしていきましょう。実は口から摂取した水分が腸に届く割合はわずか2割です。だから、水の摂取の仕方が重要になってくるのです。

そんな便秘気味のあなたにオススメする整腸剤はこちら!

seityouzai_benpi販売:わかもと製薬
品名:強力わかもとW

有効成分:消化酵素

便秘の大きな原因は腸の水分不足のためにスムーズに消化できないことです。それにより、食べたものが長く腸にとどまり悪玉菌が食物を腐敗させます。そこに消化酵素の入った整腸剤を飲むことにより、消化を促し、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を投入することで腸を活発化させます。

症状2 便秘と下痢を繰り返す

便秘と下痢を繰り返す原因の多くはストレスです。疲れやストレスが多い生活では自律神経が乱れやすいのです。自律神経が乱れると色々な病気を招きます。

便秘や下痢を繰り返す方にオススメの整腸剤はコレ!

seityouzai_stress販売:興和薬品
品名:ザ・ガードコーワ整腸剤PC

有効成分:乳酸菌/納豆菌

自律神経の乱れが引き起こす便秘や下痢。原因はストレス。しかし、これは原因があってないようなものです。これをしたら治る、これを直したら症状がよくなるという明確な治療法はなく、ストレスや疲れを解消することが一番の治療法。

とは言っても、ストレスを感じている感じがしない、疲れている感じがしない、いったい何を解消すればいいのかわからない。ストレスや疲れを感じてはいるが解消するには仕事を辞めるしかないとか。色々な理由でストレスを解消するのは難しいことだと思います。
そんな時にオススメなのは、納豆菌が入った整腸剤。

納豆菌は乳酸菌ととても相性がよく、乳酸菌の増殖率を多い時では10倍にも引き上げてくれます。だから、乳酸菌を増やすには納豆菌を一緒に身体に入れることが効率的なのです。

症状3 ダイエットによる便秘

ダイエットとは「身体を維持するための食事制限」という意味ですが、日本では「痩せること」という意味に置き換えられれている気がします。そのため、過剰なダイエットをして便秘になる方は少なくなく…。

便が出ないからお腹がポッコリするなんて人もいて逆効果に思えます。そんなダイエットによる便秘でお困りの方にオススメしたいのがこちら!

seityouzai_diet販売:太田製薬
品名:太田胃散 整腸剤

有効成分:調整細菌/胃健生薬

ダイエットによる便秘の原因は食事量が減少することです。腸はグーっと収縮し、パっと弛緩します。そのグーパー運動により老廃物が腸から肛門へと運ばれるのです。しかし、食べる量が減少するとそのぜん動運動が低下しがち。

そうすると、本来老廃物として排出されるものが長く腸にとどまり悪玉菌によって腐敗していきます。そこで調整剤の出番です。今回は症状1の便秘の時とは違い、胃健生薬が力を発揮します。胃健生薬は味覚や嗅覚を刺激し、唾液や胃液の分泌を促します。それにより、食欲不振や消化不良を緩和させます。

ダイエットとは健康な身体を維持するものです。過激なダイエットは控えバランスの良い食事を心がけ、たっぷりと水分を補給し内からも美しい身体づくりを目指しましょう。腸内フローラの乱れは肌荒れや腹部肥満の原因になりえます。美を追求する美意識の高いあなただからこそ、腸にも優しい生活をしてくださいね。

症状4 お腹の張りが気になる

お腹の張りが気になるという方は腸内が悪玉菌優勢の状態になっているサインです。また、デスクワークなどずっと座っている仕事をしていたり、オナラを我慢していたりするとお腹が張ったりします。

そんなツライお腹の張りにはこちらがオススメ!

seityouzai_hari販売:小林製薬
品名:ガスピタン

有効な成分:消泡剤

デスクワークでもないし、オナラを我慢したりしていないという方は、腸内が悪玉菌優勢になっていますね。その悪玉菌はあなたが食べたものを腸内で腐敗させ有害なガスを発生さます。その有害ガスがお腹の張りの正体です。

そんなお腹の張りを緩和させてくれるのが消泡剤。消泡剤はお腹の中でたまったガスをつぶして排出しやすくしてくれます。

乳酸菌と整腸剤 どっちがいいの?

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さて、ここからは乳酸菌について触れていきたいと思います。

今までご紹介した整腸剤にも乳酸菌は配合されていましたが、“乳酸菌”は保健機能食品となります。というわけで、整腸剤と乳酸菌の大きな違いは医薬品か食品かという点です。

乳酸菌で代表的なのはヨーグルトやヤクルト、乳酸菌サプリになります。乳酸菌のいいところは医薬品などと違い副作用がないところです。
整腸剤は安全性が保障されているものではありますが、発疹などの多少の副作用を伴う場合が稀にあります。しかし、食品であれば副作用の心配がありません。

しかし、食品と医薬品では乳酸菌を含む量が全然違うのでは?と心配になりますね。では、医薬品と食品で含まれている乳酸菌の量を検証してみたいと思います。

乳酸菌製剤 ビオフェルミンS

ビフィズス菌、フェカリス菌、アシドフィルス菌の3種が配合されています。それを1日9錠(定量)を服用すると約9億個の菌を摂取することになります。

乳酸菌製剤 ザ・ガードコーワ 整腸錠PC

ラクトイミン菌、納豆菌の2種類が配合されています。これを1日9錠(定量)を服用するとラクトイミン菌、約3億個の菌を摂取することになります。さらに納豆菌が乳酸菌であるラクトイミン菌の増殖を助けてくれるます。

乳酸菌飲料 ヤクルト400

ヤクルト400には乳酸菌シロタ株が配合されており、その数は1本で400億個。だから1日1本飲むと400億個摂取していることになります。

乳酸菌サプリ ビフィーナS

ビフィーナSにはビフィズス菌が配合されており、その数は1日1包み(定量)で50億個のビフィズス菌を摂取していることになります。

いかがですか?整腸剤と乳酸菌、あなたはどちらを選びますか?整腸剤は乳酸菌を腸へ届ける他にも胃の健康を守ってくれたり、悪玉菌から発生する有害なガスを処理してくれたりとたくさんの働きをしてくれます。

しかし、ごく稀ではありますが副作用が懸念されます。

一方、食品やサプリメントは乳酸菌を生きたまま腸へ届けることに重きを置いているため薬品のような症状を緩和する効果はありません。しかし、乳酸菌という善玉菌を腸内へ送るための手段としては整腸剤よりも菌数が多く技術も優れていると言えます。
また、副作用の懸念もありません。

整腸剤も乳酸菌もどちらもそれぞれにメリットがあり、またデメリットがあります。活用方法はあなた次第です。それを生かすも殺すもあなたの症状や使い方次第なのです。

整腸剤を使って効果がないなって思ったら薬品を変えてみる、乳酸菌飲料や乳酸菌サプリなどを活用してみるなどの臨機応変さも必要となってきます。

整腸剤がニキビに効くって本当?

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整腸剤でニキビが治るって聞いたことありませんか?その噂を確かめるべく、色々と調べてみました。

まず、どうしてニキビができるのかについて詳しく調べてみました。

ニキビの原因は顔に住まう常在菌のアクネ菌のようです。毎日の生活で顔は覆い隠されることがないので、外気に晒されたくさんの汚れと接触します。だから洗顔が大事になってくるのです。

洗顔は毛穴の汚れを落としてくれますが、その洗顔を怠ると次第に毛穴がつまり角質により蓋がされてしまいます。その蓋がされた状態の毛穴の中で悪玉菌化したアクネ菌が増殖することでニキビが作られ、のちに炎症を起こして赤く腫れるのです。

しかし、ここで一つポイントです。

「角質により蓋がされてしまいます」とお伝えしましたが、それはどうしてでしょうか?肌にはターンオーバーという肌の周期があります。
実は腸内フローラが良好でない方は、このターンオーバーの周期がずれずれになってしまうのです。

顔の話なのにどうして腸が関係あるのでしょうか?腸内フローラ(腸内に生息する菌群)が良好でない場合、身体の新陳代謝や免疫力が低下します。新地代謝が低下するとターンオーバーの周期が遅くなり、免疫力が低下することで肌バリアはボロボロ。いつニキビができてもおかしくない状況です。

ニキビと腸は全然違う話のように見えて実は繋がっているのですね。

では、腸内フローラをよくするにはどうすればよいでしょう?そうです。乳酸菌を体内に取り込むことです。だから整腸剤がニキビに効くと言われているのですね。

また、整腸剤には胃を健康的に保ってくれる効果や、天然由来の生薬(漢方のようなもの)も配合されているものもありますので、ますます効きそうですよね。

さて、整腸剤がニキビに効くことはわかりましたが、その効果はいつからでてくるのでしょうか?
その人の腸内フローラの程度にもよりますが、整腸剤は最低でも1か月は飲み続けないと効果がでないとされています。だから、根気よく飲み続けることが大事なのです。
また、整腸剤を飲む時間ですが、寝る前に3粒飲むのが最も効果的なようです。

整腸剤でニキビが治るのは腸内フローラが良好になるから。

ということは、整腸剤でなくとも腸内の乳酸菌を活発にすることができればニキビは治ってくるということですよね。特に効果がある乳酸菌は、免疫力を高めてくれるもの、肌の荒れを改善してくれるものということになりますよね。整腸剤を飲むのはやっぱり不安という方は乳酸菌の含まれるサプリや食品を積極的に摂取してニキビ撲滅に努めましょう。

整腸剤と乳酸菌 用途で分けて効果的な使い方を

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整腸剤と乳酸菌を含む食品。どちらにもメリット・デメリットがあり、どちらがいいとか、こちらがダメということはありません。ただ、整腸剤は種類によって期待できる効果は色々ありますし、使うあなたの症状によっても使う薬品が違ってきます。特に症状に悩まされているだけではなく、単に乳酸菌を摂取し善玉菌を増やしたいと考えているだけであれば、副作用のない食品から摂取する方が安心かもしれませんね。

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