子育て豆知識!ウイルスに抗生物質は効かない、子どもの健康は乳酸菌で守ろう

[最終更新日]2016.11.10

 

お母さん「子どもが風邪をひいた!急いで病院へ」と思っていませんか?実は、この考え方は間違っているかも。

子どもの風邪は親にとって軽いものであれ、心配なものです。しかし、子どものうちから薬を飲んでしまうと免疫能力が下がってしまうことをご存知ですか。

ある研究では生後2才までに抗生物質を使用するとアレルギーになりやすいという結果がでています。

子どもが風邪をひく、病院に行く、薬をもらう、薬を飲ませる。この習慣は子どもの将来にとって必ずしも良いものではないのです。

「薬」の怖さをきちんと知って、子どもの風邪対策について考えてみましょう。

風邪に抗生物質は効かない!?「ウイルスと細菌の違い」

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子どもの風邪対策を考える上で、まず、知ってもらいたいのが「ウイルスと細菌の違い」です。

人の体に悪影響を与えるという点では共通する2つですが、実は異なる特徴を持っています。

そんな「ウイルスと細菌の違い」を知ることで、子どもがアレルギーや喘息になるリスクを減らせるかもしれません。

それでは、「ウイルスと細菌の違い」を見ていきましょう。

ウイルス

風邪の原因の約9割がウイルスです。そして、ウイルスに対して「抗生物質は効果がない」です。

つまり、病院で風邪のとき処方される抗生物質は風邪に直接効果があるわけではないのです。

風邪をひいたときは体が弱っているので、他の病気になったら大変だということで念のため抗生物質を処方されるのです。

驚きの真実ですよね。風邪に抗生物質が効かないなんて・・・。

では、「なぜウイルスには抗生物質が効かないの?」という疑問が浮かびますよね。

その答えは「抗生物質は細菌を退治するためのもの」だからです。細菌に対しては効果的ですが、ウイルスには効果がないということですね。

「じゃあ、ウイルスって何なんだ!」と思いませんか。

ウイルスの特徴は「細胞がない」ことです。そのため、人や生物の細胞に入り込んで増殖します。

つまり、ウイルスを退治しようと思うと、健康な他の細胞まで殺してしまう可能性があります。

よってウイルスに対する対処法は増殖するのを抑えて、体内の抗体が退治してくれるのを待つしかないということです。

細菌

「細菌」ってなんだか人に危害を与える怖いものというイメージがあります。しかし、実は人に危害を与えるのはごく一部で、ほとんどの細菌は人の味方です。

バイキンマンやカビルンルンなどの影響かマイナスイメージな細菌ですが、その多くは良いやつなんですね。

TVで定期的に話題になるので、ご存知の方も多いかもしれませんが、人の体は細菌だらけです。重さでいうと数kgもの細菌を持っています。

体内の細菌の多くは消化を助けるため、腸に生息しています。いわゆる「ビフィズス菌」などの腸内細菌というやつですね。

他に細菌が多く生息しているのは皮膚です。皮膚の上に細菌がいっぱいいるのを想像すると気持ち悪いですが、細菌達は皮膚を守る役割を果たしてくれています。

体を丁寧に洗いすぎると乾燥肌になってしまうのは皮膚の細菌を殺してしまうからなんですよ。

細菌はウイルスとは違い「細胞を持っている」ため、抗生物質が有効です。つまり、細菌が原因の病気は、抗生物質が効果的ということです。

子どものうちに抗生物質を使うと体が弱くなる?

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ここからは子どもと抗生物質の関係についてお話していきます。まずは、抗生物質の役割を確認しておきましょう。

抗生物質の役割は「細菌を退治すること」でしたよね。しかし、体内のほとんどの細菌は人の味方。

そんな抗生物質には大きなデメリットがあります。それが子どもの健康に悪影響を与える可能性が・・・。

まずは抗生物質のデメリットについて見ていきましょう。

抗生物質は人に有益な細菌まで殺してしまう?

子どもが抗生物質を飲むことのデメリットを理解するためには、免疫の仕組みについて考える必要があります。

免疫というのは人の体を病気から守るシステムです。「おたふく風邪」や「はしか」は一度かかると再発することはないと言われていますよね。

これは体内の免疫が働き、病気の原因を排除する「抗体」が出来上がるからです。この「抗体」の材料となるのが「抗原」と呼ばれるもの。

ここからが重要なところです、この「抗原」を持っているのが腸内細菌。つまり、「抗原」を持つ腸内細菌がいるからこそ、人は「抗体」を作ることが出来るのです。

抗生物質は「健康な細胞」と「細菌」の区別はつきますが、「良い細菌」と「悪い細菌」の違いは分かりません。そのため、抗生物質は人に有害な細菌だけでなく、有益な腸内細菌まで殺してしまいます。

そこで、気になるのが「腸内細菌を殺すこと」が子どもの健康にどのように関わってくるかです。何が起きるのか怖い気もしますが、その影響について見ていきましょう。

「腸内細菌が減る」と喘息やアレルギーになりやすい?

では、一度ここまでの内容を復習してみましょう。

「抗体」を作るためには「抗原」が必要。そして「抗原」を持つのは腸内細菌達。

最も活発に病気に対する「抗体」を作る、生後6か月から4才ぐらいまでの時期に抗生物質で腸内細菌を殺してしまったら何が起こるでしょうか?

答えシンプルです。喘息やアレルギーを発症するリスクが増します。この原因は腸内細菌が減り、正常な抗体を作ることができないためだと考えられています。

逆に衛生環境が悪く、感染を受けやすい環境で育った子どもはアレルギーが少ないという統計が出ているので、幼児期に病気になり「抗体」を作り出すことは将来的にとても重要ということですね。

しかし、そうは言っても子どもが病気で苦しむ姿を見たい親はいませんから、病院で薬をもらうと安心するのは当然です。

病院の先生も適当に抗生物質を出しているわけではなく、ウイルスによって弱った体に細菌まで感染したら大変だ!ということで抗生物質を出してくれています。

では、親は子どもの病気にどのように対処すれば良いのでしょうか。

子どもの病気が重いか軽いかを判断することは素人には難しいですから、病院の先生と相談したうえで「納得のいく処方箋」をもらうのが一番だと思います。

そのために重要なのは、親もある程度、病気や薬に対する知識を持つことです。それが、抗生物質に頼らず、子どもの病気と向き合うことにつながるでしょう。

ノロウイルス、ロタウイルス、インフルウイルスの予防は乳酸菌で

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ここまでの話で、薬に頼らず、病気を治すことが大切だと分かりました。では、親にできることはそれだけでしょうか?いや、そんなことはありません。

我が子を健康で病気に強くするには、「子どもの免疫力を強化する」ことが重要です。

毎年、世間をにぎわす「ノロウイルス」や「ロタウイルス」、「インフルウイルス」から子どもを守るためには免疫力の向上が不可欠。

免疫力が高まるとこれらの病気にかからない、もしくは、重症化をさけることが出来ます。ということで、子どもの免疫力を上げる方法を見ていきましょう。

子どもの免疫力向上は乳酸菌で!

免疫力を向上する理屈はシンプルです。病気の「抗体」をつくるため、材料となる「抗原」を持つ腸内細菌達を増やしたり、手助けしてやればよいのです。

ここで、力を貸してくれるのが「乳酸菌」です。

「乳酸菌」は人間にとって有益な腸内細菌の働きを活発にしたり、有益な腸内細菌を増やしてくれます。

「乳酸菌」の力はそれだけではありません!病原体を攻撃してくれる「NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)」の活動を活性化してくれるのです。

これら2つの「乳酸菌」の働きで子どもの免疫力を強化することができます。

「乳酸菌」はヨーグルトや乳酸菌飲料、サプリメントなどで手軽に摂取できるので、子育て中のママさんはぜひ、「乳酸菌」を試してみてください。

外国の子育ては一味違う、「免疫を高める子育て術」

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国が違うと文化が異なります。同じように国が違うと、子育ての仕方も変わってきます。

他の国では「どのように子どもの免疫力を育てている」と思いますか?ちょっと驚きの海外の子育て術を集めてみました。

子どもの昼寝は外で!「フィンランド」の子育て術

「フィンランド」という国にどのようなイメージをお持ちでしょうか。私の場合、「ムーミン」、「オーロラ」、「アキ・カウリスマキ」、「白夜」などが浮かんできます。

「フィンランド」は北欧に位置し、オーロラが見れることから分かるように非常に寒い国で、11月から3月の平均気温は-5℃くらいです。

そんな「フィンランド」では、-10℃でも大雪でも可能な限り、赤ちゃんは外でお昼寝をします。

日本人の感覚だと、「そんなの赤ちゃんが凍死しちゃうよ」と思いますが、フィンランドの研究者によると屋外で昼寝をした方が長時間睡眠でき、新鮮な空気を吸うことで免疫を育てられるそうです。

森や湖などが豊かで空気がきれいなフィンランドならではの子育て術だとは思いますが、-10℃の中、赤ちゃんが昼寝するって驚きですよね。もちろん、厚着はさせるそうですが、それでも日本では考えられない習慣です。

日本は赤ちゃんに過保護すぎるのでは・・・と考えさせられますね。

風邪では病院に行かない!?「オーストリア」の風邪対策

続いては、音楽の都ウィーンを首都に持つ「オーストリア」の風邪対策についてお伝えします。

日本人の場合、風邪をひいたら病院で薬をもらい、おとなしく寝るというのが一般的な風邪の対処法ですよね。

それに対して「オーストリア」の人達は風邪をひいても病院には行かないそうです。「それで大丈夫なの?」と心配になりますが、そこには病気に対する考え方の違いがあるようです。

「オーストリア」では病気は免疫力を高めて疲れをとり、体力を回復して治すもの、と考えているそうです。

だから、風邪をひいた際はハチミツやショウガを入れてお茶を飲み、健康に良いものを食べる。症状に合わせた入浴剤を入れてお風呂に入り、温かくしてゆっくり寝るというのが一般的な風邪の対処法だそうです。

「薬で風邪を治す」のではなく、「免疫力を高めて風邪を治す」という考えは日本人も参考にした方が良いかもしれませんね。

抗生物質を飲むデメリットを考えたら、「免疫力を高めて風邪を治す」方が健康的で人間らしいかもしれません。

薬の頼りすぎには要注意!

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欧米では子どもに抗生物質を使用することが制限されているそうです。子どもが風邪をひいたら心配ですが、子どもの将来のため、むやみに薬に頼るのは避けるべきです。

「薬で病気を治す」のではなく、「免疫を高めて病気を治す」というオーストリアの考え方を見習って、「健康的な食べ物」や「乳酸菌」で風邪に対応するという文化が広まれば、アレルギーや喘息を抱える子どもは減るかもしれません。

そのためには、日本人ひとりひとりが「薬」に対する知識を持つ必要がありますね。

 

 

 

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