NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性化は乳酸菌が鍵

[最終更新日]2015.03.11

NK細胞(ナチュラルキラー)は、人の免疫システムの中心的役割を担っています。このNK細胞を活性化することで全身の免疫力を向上し、風邪やインフルエンザにかかりにくく体質へと改善したり、ガン予防することができます。

今、NK細胞を活性化する働きがあるものとして注目を浴びているのが乳酸菌です。その仕組みと働きをくわしく見てみましょう。

免疫システムの仕組み

私たちの身体には、外から病原菌などの侵入を防御するための免疫機能が備わっています。免疫機能は免疫細胞と呼ばれる細胞のチームプレーによって営まれます。

免疫細胞にはそれぞれに仕事が決まっていて、病原菌などの侵入を察知するものや、その侵入の知らせを伝達するもの、攻撃の命令を出すもの、攻撃するもの、武器を作るものなどに分かれて機能しています。そのシステムの中で重要な役目を果たしているのがこのNK細胞なのです。

NK細胞とは

病原菌は常に空気中にいて、呼吸器官や消化器官から人の体内に侵入しようと狙っています。また、体内では悪玉菌などの働きにより発がん性物質が生成されることもあります。

NK細胞は体内をパトロールしながら、病原菌の侵入や発がん性物質の出現を見張っています。そして、それらの悪い物質を見つけ出すと、真っ先に攻撃します。

他の免疫細胞たちが攻撃の命令を受けたのちも、NK細胞はさらに激しく外敵と戦います。つまりNK細胞は免疫機能の最前線で活躍する戦士なのです。

NK細胞と腸内環境

私たちの腸には、免疫細胞が60~70%が存在すると言われています。
そのため、腸内環境を整えることは、免疫機能を正常に保つために必要不可欠なのです。そしてその腸内環境を整えるために有効なのが、牛乳やヨーグルトなどに含まれる乳酸菌です。

NK細胞を活性化する乳酸菌

実際にNK細胞の活性化に働きかける乳酸菌として「Th221株」や「ラブレ菌」という乳酸菌が挙げられます。乳酸菌飲料やサプリメントを選ぶ際にはこれらの乳酸菌が含まれているか確認するとよいでしょう。

乳酸菌Th221株

これは醤油醸造過程で作られる、「もろみ」から発見された菌で、醤油の味に深みや香りを与えています。Th221株が体内に入ると、NK細胞などの免疫細胞を活性化するためのサイトカインという物質の分泌を促し、その結果、免疫機能を向上させる効果があります。

ラブレ菌

京都の漬物「すぐき漬け」から発見された乳酸菌で、腸内でインターフェロンという物質の生成を促します。インターフェロンはガン治療にも使われるもので、NK細胞を活性化し全身の免疫力を高めてくれるのです。インターフェロン自身にも抗ガン作用や抗ウイルス作用があると言われています。

 

以上が、免疫システムの最前線で働くNK細胞を助ける乳酸菌のしくみでした。乳酸菌を毎日の食生活に取り入れて、体質改善やガン予防に役立てたいですね。

 

 

 

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