L・ガゼイ菌の効果・効能

[最終更新日]2016.10.19

L・カゼイ菌は生きて腸まで届く乳酸菌としてよく知られ、ヨーグルトや乳酸菌飲料にも多く使われていますね。

お腹の調子を良くし、副作用もない性質から、病院で抗生物質を処方される際にも、下痢を防ぐ目的で一緒に処方されたりします。今回はこのカゼイ菌に付いて、L・カゼイ菌とは何か、L・カゼイ菌の仲間たちとその効果や効能、L・カゼイ菌を含む商品に関する情報などをご紹介します。

L・カゼイ菌とは?

Lガゼイ菌とは

カゼイ菌とL・カゼイ菌は同じ物で、乳酸菌の一つです。
正式にはLactobacillus(ラクトバチルス)属の中のcasei(カゼイ)菌で、略してL・カゼイ菌と呼ばれています。

このラクトバチルス属の菌は30種類以上あって、それぞれの菌がそれぞれ異なる糖をエネルギーにしています。この違いでアシドフィルス、ラクティス、カゼイといった種類が出来上がるんですね。乳酸菌なのでもちろん善玉菌。私達ヒトや動物の腸内に棲んでいて、健康維持に活躍してくれています。例えば、カゼイ菌はタンパク質分解能力に優れ、アシドフィルス菌は血中コレステロールを下げる効果があるなど、それぞれに特質を持っています。

それぞれに特質があっても、元となるのはL・カゼイなので、カゼイ菌の3つの特徴は共通しています。

  1. 生きて腸まで届く
  2. 小腸で活躍する
  3. 菌が死んでも効果をもたらす

L・カゼイ菌の仲間たち

ラクトバチルスの中に30種類以上の菌があるように、カゼイ菌もその性質から色々な株に分けられます。代表的な物をいくつかご紹介しましょう。

L・カゼイ YIT9029:
ヤクルトの創始者代田博士が開発したカゼイ菌シロタ株です。

L・カゼイ NY1301株:
日清が開発しヨーク(Nissin-York)に含まれることから、NY1301株と呼ばれます。

L・カゼイ BC90株:
BC90株またはアルビン菌と呼ばれています。

L・カゼイ K-1株:
亀田製菓が米から分離して開発した植物性乳酸菌です。

L・カゼイ K-2株:
L・パラカゼイK-2という亀田製菓が酒粕から分離して開発した植物性乳酸菌です。

 

L・カゼイ菌の研究(その効果と効能)


L・カゼイ菌の仲間たちをご紹介しましたが、これらの菌は様々な研究を通して、その特質や効果・効能を確認されています。腸内環境を改善してくれるほかにどんな働きをしてくれるのでしょうか。

L・カゼイ YIT9029
シロタ株については、『乳酸菌シロタ株の効果・効能』のページで詳しくご紹介していますので、そちらをぜひ読んでみてくださいね。

NY1301株
胃酸や胆汁に強いく生きたまま腸まで届く確率が高いので、腸で増えやすいといわれています。つまり善玉菌を増やし、悪玉菌を抑えてくれます。

健康な成人男性に、NY1301株の含まれた乳酸菌飲料と、含まれない飲料のクロスオーバー試験(時期をずらして両方試してみた結果を集計する方法)をしたところ、便の中に善玉菌のビフィズス菌が増加しているのが確認されました。整腸作用が発揮されたということですね。

BC90株(アルビン菌)
アルビン菌は生きた菌よりも死菌のほうが優れた効果を現し、カゼイ菌グループの中でも特に優れています。これは殺菌されるときに発生する多糖体エキスが善玉菌を活性化するからです。

また、高脂血症を予防するとの報告も出ています。このBC90株は自然発酵を抑えることができるメリットがあります。つまり安定した品質を保てるので製品を生産しやすいメリットを持っています。

K-1株
亀田製菓が米から分離して開発した植物性乳酸菌です。
300株以上の乳酸菌を米屋米の発酵食品から分離して、機能性試験を行うことで選び抜かれた乳酸菌です。K-1株は、生きて腸まで届き、ビフィズス菌を増やして便秘を防ぎます。生菌でも死菌でも同じ効果が期待できます。

また、K-1株は発がん物質を無毒化する働きに優れているとのことで、大腸がんを予防する可能性もあるとされています。これについては2001年、亀田製菓と東京農業大学菌株保存室の共同研究で、細胞の抗変異原性(細胞をガン化させない性質)があると発表されました。

K-2株
亀田製菓が酒粕から分離・開発した植物性乳酸菌です。
K-1株同様に生きたまま腸まで届き、腸内環境を改善してくれます。またK-2株はアトピー性皮膚炎や花粉症にも効果があるという研究結果が出ています。

 

L・カゼイ菌を摂取できる商品

L・カゼイ菌が含まれている商品や、その口コミ、メリット、デメリットなどをご紹介します。

L・カゼイ菌NY1301株

日清ヨーク「ピルクル」シリーズ、「十勝のむヨーグルト」シリーズ、「ぶどう乳酸菌」「りんご乳酸菌」など

「ピルクル」に関した口コミなどは・・・
お腹の調子が安定する、下痢をしにくくなった、トクホで安心、甘くておいしい、逆にお腹の調子が崩れる、甘過ぎる、美味しいけどカロリーが気になる

【メリット】
トクホマーク付きで安心、カゼイ菌を65mlあたりに150億個以上摂れる、お腹の調子が良くなる

【デメリット】
美味しい味に反して、ピルクル500mlのカロリーは335 kcal(一回分65mlは約44 kcal)で高め。
お腹の調子が崩れるのは、自分のお腹に合わない乳酸菌か、美味しいので冷たいピルクルを一気に飲んでしまっている可能性もありますね。


セブン&アイホールディングス「生きて腸まで届く乳酸菌 のむヨーグルト」や、ファミリーマート、ローソンの「のむヨーグルト」にはL・カゼイ菌が含まれているものがあります。これは、発売が各コンビニでも、製造元は日清ヨークだからなんですね。各コンビニによって、製造元の日清ヨークでも若干味などに変化を付けているようです。

【メリット】
カゼイ菌を含んでいる、ピルクルと比べ割安、コンビニで買え手軽

【デメリット】
カゼイ菌がどのくらい入っているか表記されていない(飲むヨーグルトなので一般的な規定値は100ml中に10億個)サプリメントとして摂るなら、アイリスオーヤマの「L・カゼイ菌サプリメント」もあります。
(現在は販売停止中?入荷見込みが不明の状態のようです。)

 

BC90株

近畿大学薬学部とミル総本社の共同研究で作られた「アルビンバイオサム」(希釈タイプ乳酸菌飲料)

【メリット】
共同研究は大学の薬学部と、ミル総本社(昭和60年から乳酸菌の研究開発に取り組んでいる健康食品を作っている会社)なので信頼はできる。「アルビンバイオサム」には、BC90株のほかに乳酸菌生産物質、クロレラエキス、乳酸カルシウム、ローヤルゼリー、オリゴ糖、レシチン、ハチミツ、ケイヒなど健康に良いとされるものが数種入っている。1瓶16500円で1回分は約340円。

【デメリット】
健康に良い原材料を複合で使っているが、各材料が自分の体に合うかどうか不明な場合は、高額なお試しになる。BC90がどのくらい入っているか表記がない。腸内環境改善だけが目的の場合は、これらの原材料でできた乳酸菌飲料を摂る必要があるのか?

 

K-1株とK-2株

K-1株は、亀田製菓の「植物性乳酸菌ヨーグルト」
K-2株は、同社の「ハイハイン」(赤ちゃん用おせんべい)

【メリット】
植物性乳酸菌ヨーグルトで日本人のお腹に優しい、赤ちゃん用のお菓子でも、おやつなどでK-2株を気軽に摂れる。

【デメリット】
「植物性乳酸菌ヨーグルト」ながら、原材料に生乳を使用。乳製品が合わない人はまずお試しが必要。1カップ120mlのカロリーは113kclと他のヨーグルトと同じくらい。



Health Fit やimpexから出ている「お米の乳酸菌 K-1」(いずれも1日摂取量中にK-1株を200億個含む)亀田製菓の「K-1乳酸菌サプリenn艶」(1日摂取量中に1000億個のK-1株とセラミドやヒアルロン酸を含む)亀田製菓の「K-2乳酸菌サプリsei整」(1日摂取量中に2000億個のK-2株とシソの実エキスやビオチンを含む)

【メリット】
どの製品も1日2粒で摂り易く1瓶30日分。含まれているK-1やK-2乳酸菌数に比べカロリーはかなり低い。亀田製菓のサプリは1日量中の乳酸菌数が多いが価格は2800円でお手頃。乳酸菌サプリには乳製品は含まれていない。

【デメリット】
特になし

 

まとめ

L・カゼイ乳酸菌は生きて腸まで届き、働いてくれる頼りになる乳酸菌ですね。ヨーグルトなどの製品から摂取する場合は、かなり気になるのがカロリーです。その点サプリメントの場合カロリーは低く、K-1乳酸菌サプリの場合乳製品を含んでいないので、乳製品が体質に合わない方でも安心して摂取できますね。

 

 

 

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