【BB536株】国内で初めて!食品に利用されたビフィズス菌

[最終更新日]2016.12.15

いまや、乳酸菌・ビフィズス菌を含んだ食品として、絶対に欠かせない存在となった、ヨーグルト。しかし当初、食品にこれらの菌を利用し販売することはとても困難だったのです。

BB536株は、国内乳製品の大手メーカー・森永乳業が、食品に初めて利用できたビフィズス菌。現在、世界の30か国以上で、BB536株を配合した商品が販売されているほど認められているビフィズス菌なのです。

今回は、そんなビフィズス菌の古株的存在、「BB536株」についてご紹介します。

BB536株とは

名 前:BB536株
属:ビフィドバクテリウム(ビフィズス菌)
種:ロンガム

BB536株は、健康な乳児から発見された、ヒト由来のビフィズス菌です。1969年に森永乳業社が発見しました。私たちのおなかの中にも存在するビフィズス菌です。

その特徴は、酸にも負けない生命力と、世界で認められた安全なビフィズス菌であるという点です。BB536株はビフィズス菌の1種なので、糖質から“乳酸”と“酢酸”を作りだします。

これらの物質は、腸のぜん動運動を促す役割があります。特に酢酸は殺菌能力があるため、腸内における病原菌やウイルスによる感染を防ぐことができます。

また、40年にわたる長年の研究と、米国のFDA(食品医薬品局)からGRAS認定(一般的に安全と認められたもの)を取得していることから、高い安全性をもったビフィズス菌です。

それまで、食品にビフィズス菌を利用することは、その性質上困難だとされてきました。しかしBB536株は、従来のビフィズス菌の「酸や熱に弱い」といった弱点をクリアし、国内で初めて食品に利用された、伝統あるビフィズス菌といえます。

BB536株の効果・効能

関連する効果・効能:潰瘍性大腸炎の症状緩和/大腸がん予防/便秘の予防・解消/免疫力強化/花粉症予防/骨強度の増強/コレステロール値の低下作用

潰瘍性大腸炎の症状を和らげる

BB536株の効果に、潰瘍性大腸炎の症状を緩和する作用があります。潰瘍性大腸炎は、発症すると大腸の粘膜がただれて、場合によっては穴があいてしまう原因不明の病気です。

近年、この潰瘍性大腸炎の患者数も増加してきており、年齢や性別に関係なく誰もが罹る可能性があります。そこで、森永乳業がBB536株を使用した治験を行いました。

潰瘍性大腸炎の患者14人に、普段の治療薬に加えて、ビフィズス菌BB536株を1日2000~3000億個、24週間にわたって摂取してもらいました。すると、14人中10人に症状の軽減が見られたのです。

このことから、善玉菌が少ない傾向にある潰瘍性大腸炎患者の腸内において、BB536株は、悪玉菌を抑えて善玉菌を増やしたり、腸の粘膜を強化して免疫を高めたためと考えられています。

大腸リスク菌と闘い、がんを予防する

BB536株は、大腸に悪さをするフラジリス菌(ETBF菌)を除菌して、がんを予防する効果が認められています。フラジリス菌は、腸内で毒素を作り出すことから、大腸リスク菌とも呼ばれています。

フラジリス菌を持った32人の人に、BB536株を含んだヨーグルトあるいは牛乳を8週間摂取してもらい、糞便中のフラジリス菌を測定しました。

すると、牛乳を摂取したグループではフラジリス菌の変化がみられなかったのに対し、BB536株を摂取したグループでは、摂取期間のフラジリス菌が、10分の1まで抑えられていたことが分かりました。

このことから、BB536株にはフラジリス菌の除菌効果が認められたのです。しかし、BB536株の摂取を止めてしまうと、フラジリス菌はもとの数まで戻ってしまうので、継続して摂取することが必要です。

また別の試験では、病原性大腸菌O-157の感染を予防する効果も認められていることから、ビフィズス菌BB536株は、大腸の健康に欠かせないビフィズス菌です。

BB536株が摂取できる商品

BB536株が摂取できる主な商品は、森永乳業から数多く販売されています。今回はその中からいくつかご紹介したいと思います。

「ビヒダス」シリーズ

まず1つ目は「ビヒダスヨーグルト」シリーズです。スーパーに行けば必ずと言っていいほど、よく見かける有名な商品ですよね。

カップヨーグルトでは、イチゴやナタデココ、アロエなど味のバリエーションも多いので、飽きのこない商品展開になっています。

また、「ビヒダス プレーンヨーグルト」は、特定保健用食品にも認定されているので、おなかの調子を整える効果が期待できそうです。

宅配専用「カラダ強くする(のむ)ヨーグルト」

次に、インターネットか電話で取り寄せる宅配専用商品「カラダ強くするヨーグルト」です。このヨーグルトには、BB536株以外に「シールド乳酸菌」と「ラクトフェリン」が配合されています。

シールド乳酸菌とは、その名の通り、外敵から身を守る盾(シールド)の意味を込められた乳酸菌で、森永乳業が「免疫力を高める」を目的に数千株の中から選んだものです。

また、ラクトフェリンは近頃、健康維持にいいと注目されているタンパク質の1種で、免疫力を高める効果やビフィズス菌の増殖をサポートすることが認められています。この3つが配合されているので、まさにカラダを強くするということに特化した商品です。

サプリメント「ビヒダスBB536」

ヨーグルト以外にも、サプリメント商品があったのでご紹介します。それが「ビヒダスBB536」です。カプセルタイプのサプリメントで、1つにつき75億個のビフィズス菌が配合されています。

個人差はありますが、口コミでも花粉症やおなかの調子が改善されたという意見があります。手軽にBB536株を摂りたい人には、サプリメントで補うのもおすすめです。

30秒でわかるBB536株のまとめ

BB536株は、「ラクトバチルス属ロンガム種BB536株」といいます。乳児から発見されたヒト由来のビフィズス菌で、国内大手乳業メーカー・森永乳業社が発見しました。

40年以上の研究実績から、米国のGRAS認定も取得しており、高い安全性が認められています。生きて腸まで届くプロバイオティクスです。

また、従来のビフィズス菌とは違い、酸や熱に負けない強い性質を持っていることから、国内で初めて食品に利用された、長い歴史のあるビフィズス菌です。

BB536株の主な効果・効能は、大腸の病気リスクを緩和する作用や免疫力強化、コレステロール値の低下作用、骨強度の増強作用、整腸作用などです。

BB536株が摂取できる商品は、主に森永乳業社から多数販売されています。代表的なのは、「ビヒダスヨーグルト」シリーズですが、その他にも宅配専用の「カラダ強くするヨーグルトや、通販でサプリメント「ビヒダスBB536」が販売されています。

今ではスーパーに行けば、本当に数多くのヨーグルト製品や乳製品を見かけますよね。その先駆けとなったのが、ビフィズス菌BB536株。健康を維持するにはビフィズス菌が適任です。ぜひ毎日の健康対策に取り入れてみて下さい。

 

 

 

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