季節を問わず、年中鼻水や鼻づまりでお悩みの“アレルギー性鼻炎”の方に耳寄りなお知らせです!また、もしかしたらアレルギー性鼻炎かも?!という方にも、おススメな情報です。
それは・・・『乳酸菌』なんです。
えっ?お腹と、鼻が一体どう関係しているの?と納得いかない方も多いことでしょう。そこで、そんなあなたの疑問と通年性アレルギー性鼻炎の悩みを解消するために、『乳酸菌』がアレルギー症状にどんな風に効果を発揮してくれるのか解説していきます。
通年性アレルギー性鼻炎になる理由や症状は?

まずは、アレルギー性鼻炎と通年制アレルギー性鼻炎の違い、そしてその原因や症状はどんなものか見てゆきましょう。
2つのアレルギー性鼻炎とその原因
季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎があります。
季節性アレルギー性鼻炎
発症時期 | 毎年同じ時期にでます。 |
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原因 | スギやヒノキなどの花粉が原因です。 |
通年性アレルギー性鼻炎
発症時期 | 通年性と名前が付くように、年間通して発症します。 |
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原因 | 空気中に浮遊しているほこり、花粉、ハウスダスト、ダニ、織物の繊維、動物の毛など。人によって原因となる物質(アレルゲン)は様々ですが、これらが鼻の粘膜に接触してアレルギー反応を起こします。 |
アレルギー性鼻炎の症状
季節性も通年性もアレルギー性鼻炎の症状は同じで次のようなものです。鼻水(透明で水のような感じ)、鼻づまり、発作的に連発するくしゃみなどで、時にはのどの痛みや喘息を引き起こす可能性があります。
通年性アレルギー性鼻炎の改善方法は?

アレルゲン(原因物質)は人それぞれで違うとお話しましたが、ごく一般的なのはハウスダスト(室内塵)です。では、どんな改善方法があるのでしょうか。
病院での処置
耳鼻科で適切な薬を処方してもらいます。同時にアレルゲン(原因物質)を特定する検査も行なってもらいましょう。通年性アレルギー性鼻炎は一年じゅう症状が出る為、薬を継続して飲む必要も出ます。薬の服用を減らしたい場合は、粘膜の手術としてレーザー治療があります。
生活環境で改善する
ハウスダストを極力減らす工夫をしましょう。
- ホコリのたまり易い物や集めやすい物は置かないか置き方を工夫。
- 部屋の掃除はまめに行い、換気もよく行う。
- ダニやホコリの原因になる寝具やクッション、カーペットは掃除機をかける。
- 加湿器で湿度を50%前後に保つ工夫。
- 高性能空気清浄機を置く。
自分の免疫力を改善する
アレルギー反応を起こす原因は体の外だけでなく、実は体の内側にも存在します。
体に備わっている免疫機能で働く細胞たちは、それぞれに役割を持っていますが、免疫機能のバランスが崩れるとて暴走する免疫細胞が出て、アレルギーを起こすことになります。これに深く関係しているのが、なんと「腸内環境」なんですね。
ですから、腸内環境改善は免疫力アップだけでなく、アレルギーの緩和に効果を期待できるわけなんです。
腸内環境を整えて、免疫力アップ

通年性アレルギー性鼻炎の症状を少しでも和らげるために、腸内環境を正常に整えて免疫力をアップさせましょう。
アレルギーを起こす免疫細胞の暴走
アレルギーを起こす原因の一つは免疫バランスの崩れでしたね。この免疫システムの中に、感染を予防するTh1とアレルギーを関わるTh2細胞がいます。Th1とTh2のバランスは普段は良く保たれていますが、生活環境や生活習慣でバランスが崩れたりしてアレルギーが発症します。つまり、Th2が暴走しないようにバランスを整えておくことがアレルギー症状の対策につながるんですね。
(参照:カルピス社健康情報室)
腸内環境と免疫機能とアレルギーの関係
Th1とTh2のバランスを整えるカギは、腸内環境の『善し悪し』にかかっています。それは、腸内には体の免疫機能の7割が集中しているからなんです。だから、アレルギーから来る辛い鼻や目の症状を軽減させるには、私達の腸のメンテナンスが大事なんですね。
腸内環境を整える為には?
さて、腸内環境を整えるには乳酸菌の摂取が効果的ですね!
乳酸菌摂取で腸内環境改善
乳酸菌を摂取して腸内環境を整えて体の免疫機能が改善されれば、もちろんTh1、Th2細胞の働きのバランスが保たれます。つまり、体の内側から強くすることで、カラダ全体の機能バランスを整えてアレルギーの発症を抑えるわけですね。
生活習慣改善で腸内環境改善
もう一つ、Th1とTh2のバランスの崩れは環境と生活習慣にかかっていました。そこで乳酸菌をとって腸内環境を改善していくと同時に、生活習慣(特に食生活とストレス)も改善していく必要があるのです。
生活習慣の改善で、乳酸菌による腸内環境改善をスピードアップさせる効果を期待できるわけです。
腸内環境と生活の質アップで、アレルギーはずいぶんと改善できるのが分かりました。また、乳酸菌でアレルギー症状を緩和できることも、たくさんの研究によって認められています。では、通年性アレルギーに効果を発揮している乳酸菌をご紹介しましょう。
通年性アレルギー緩和を期待できる乳酸菌とは?
現在、通年性のアレルギー性鼻炎に効果を発揮すると言われている乳酸菌は、L-92乳酸菌、BB536乳酸菌、KW乳酸菌などで、それぞれの有効性が研究結果でも出ています。
フェカリス菌
フェカリス菌の臨床実験
→実験方法
NPO日本健康増進支援機構の花粉曝露試験施設で「スギ花粉症患者20人」にフェカリス菌を含む飲料を使って効果を検討した。
→実験の結果
フェカリス菌を含む飲料を継続的に8週間飲んだ人は「鼻かみの回数」「眼のかゆみ」「鼻づまり」で改善がみられた。
(出典:花粉症に乳酸菌!? フェカリス菌という乳酸菌の効果)
L-92乳酸菌(カルピスの製品)
L-92乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株)の臨床実験
→実験方法
通年性鼻炎を持つ49名の方を2グループに分け、一方のグルー25名は「L-92乳酸菌」入り飲料を、もう一方のグループ24名に「L-92乳酸菌」を含まない飲料を8週間摂取してもらった。
→実験の結果
二つのグループを、日数の経過で症状の変化を測定。その結果、「L-92乳酸菌」を摂取したグループは、摂取していないグループと比較してアレルギーの鼻の症状(鼻水、鼻つまり)はおおきく改善し、眼の症状(かゆみ)も改善の傾向が確認された。
(出典:カルピス健康情報室)
BB536乳酸菌(森永の製品)
BB536乳酸菌の粉末を使用した臨床実験
→実験方法
花粉症患者44名を対象に2グループに分け、スギ花粉が飛び始める約1ヵ月前から、1グループはBB536粉末を摂取してもらい、別のグループにはBB536を含まない乳酸菌粉末を13週間継続して摂取 してもらった。
→実験の結果
二つのグループを、日数の経過で症状の変化を測定。その結果、BB536乳酸菌を摂取したグループは花粉症の自覚症状が緩和された。その他BB536乳酸菌入りヨーグルトを用いた臨床試験でも同様の改善作用が確認された。
(出典:森永ビフィズス菌研究所)
KW乳酸菌
ラクトバチルス・パラカゼイKW3110株で、キリンと小岩井乳業の共同開発で発見された乳酸菌です。この共同研究により、KW乳酸菌はTh2側に傾いた免疫バランスを修正する働きのあることが明らかになっています。
(出典:キリン)
どのように乳酸菌を摂取すればよいのか?
通年性アレルギー性鼻炎に効果を期待できる、L-92乳酸菌、BB536乳酸菌、KW乳酸菌、フェカリス菌を含む製品をご紹介します。
フェカリス菌を含んでいる商品
ラクトフェリン+乳酸菌飲料

花粉症対策に期待される「フェカリス菌」とウイルスや細菌に対して「侵入させない」「増やさない」「たち向こう」働きがある「ラクトフェリン」を配合。

L-92乳酸菌を含んでいる商品
乳酸菌飲料
大人の健康カルピス、すくすくカルピス、アレルケアなどで、全てL-92の表示があります。
乳酸菌サプリメント
アレルケアのシリーズ
BB536乳酸菌を含んでいる商品
森永ビヒダスヨーグルト、飲むヨーグルトシリーズで、パッケージにBB536の表示があります。
KW乳酸菌を含んでいる商品
ヨーグルト
小岩井 プラズマ乳酸菌ヨーグルト KW乳酸菌プラス
乳酸菌サプリメント
ヤクルト“ノアレ”シリーズ
ノアレKW乳酸菌タブレット、ノアレKW乳酸菌カプセル
まとめ
乳酸菌の摂取だけで通年性アレルギー性鼻炎を完治できるわけではありませんが、まずは症状を和らげたり、今の症状の悪化を防ぐことは確実です。腸内環境を乳酸菌で整え、生活環境と生活習慣を改善することが、辛い症状の予防と改善につながっていきます。
幸い上記の乳酸菌はスーパーやドラッグストアなどで手に入れやすい物ばかりです。バランスの取れた食事に加えてご自分の生活スタイルに合わせ、ヨーグルト・乳酸菌飲料・サプリメントなどでゼヒ乳酸菌摂取を毎日の習慣にしてみてください。
 
 
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